困った時に一人で解決しようとするのは最悪
昨日、メルカリでiPhone用の10センチケーブルが売れました。
いつもは、それこそ朝飯前に梱包をして、出勤前に発送します。
ところが、今日はちょっと別なことに時間がかかり、梱包をすることができませんでした。
私はメルカリで「スピード配送バッジ」という名誉ある称号をいただいています。
スピードバッチの維持のためにも、なんとか今日中には出したいです。
幸いなことに職場の近くには郵便局があります。
昼休み前の休憩時間に梱包して、昼休みに郵便局に持って行こうと考えました。
そしていつになく時間のない朝、外装紙にハサミ、カッター、セロテープにガムテープとフェルトペンという梱包のフル装備をリュックに入れて、出勤しました。
果たして、休憩時間に無事梱包を終えて、昼休みにはいそいそと郵便局に行って来ました。郵送料は予定通り、220円でした。
ところが、そそっかしい私は配送品だけ持ってお財布を忘れてしまいました。
職場で私物は、最低限を私物バッグに入れて、残りはロッカーに置いています。私はお財布もロッカーに置いているので、お金を使う時はロッカーから出さなければならないのを忘れてしまいました。
それでも、もう一度職場と郵便局を往復する時間はあったので、財布を取りに戻りました。
そしてショックだったのは、リュックの中に財布がなかったことです。
家に忘れて来たのです。
私は自転車通勤をしていて、財布がなくても会社まで行けるので、全く気づきませんでした。
梱包のフル装備を持つことに集中し過ぎて、財布を忘れたとは、私らしいと言えば私らしいのですが、トホホでした。
結局、郵便局にもう戻ることは出来ず、別の方法を考えるしかありません。
仕事が終わったら、家に戻り、財布を取って、24時間窓口のある中央郵便局に行くことにしました。
中央郵便局は、家と職場の間にあるので、家に帰ってまた行くとなると、時間のロスは大きいです。
必要なお金はわずか220円なのに、それが払えない私……。
ああ、情けない。
と、その時、誰かが言った言葉が浮かんだのです。
困った時に一人で解決しようとするのは最悪。
ああ、そうでした。
困った時は、誰かに助けてとお願いするのがいいそうです。
そこで、ようやく職場の誰かに220円を借りることを思いつきました。
まだ知り合って間もない人に借金を申し込むなんてトンデモないことですが、220円なら許容範囲かもしれません。
今、220円あれば、帰宅途中で中央郵便局に寄って発送できます。
220円で得られる時間は莫大なものです。
恥ずかしいけれど、勇気を出して仲の良いKちゃんにお願いしてみました。
するとKちゃんは、嫌な顔一つせず「いいよ」と言ってくれました。
ただ「あー、でも、ごめん。小銭がないから、1,000円でいい?」と言って、千円札を一枚手渡してくれました。
ちょっと照れ臭いような恥ずかしい気持ちになりましたが、嬉しかったです。
そして、Kちゃんに正直に困った事情を話せた自分を褒めたくなりました。
でも、日頃から優しいKちゃんだから勇気を出す気になったので、やはり偉いのはKちゃんの方なのに、自分の手柄にするとは私は相変わらず自己チューだわと、ぐるぐる内省していました。
正直、人に頼ることにまだまだ慣れませんが、小さな一歩は踏み出せたと思います。
Kちゃん、ありがとう。