Go Go うきの楽しさと意義の両立

札幌在住の54歳の、うきと申します。

自分の歯の将来に暗澹とした件~前編

みなさん、おはようございます。

うきです。

 

1月末から右の奥歯に鈍い痛みを感じるようになり、2日前にようやく治療を受けることが出来ました。

これまで行っていた歯科とは違うところで、お友達に紹介してもらったのですが、とても良い歯医者さんでした。

お友達には感謝しかありません。

どんな風に良い歯医者さんだったのかは、後で詳しく書きたいと思いますが、人はポジティブな情報よりネガティブな情報に心を動かされるもの。

 

今日は自分の歯について非常に自信を持って過ごして来た私が、実情を知り悲観の谷底に突き落とされたことについて書きます。

少し大げさですが(笑)。

 

私は25年近く前から、8020運動(80歳まで自分の歯を20本残そう!)にコミットして、歯の手入れはまめにしていました。

3度の食事後の歯磨きはもちろんのこと、歯ブラシも歯医者さん推奨の1本300円以上するものを使っていました。

そして歯が痛くなったら我慢せず、すぐに歯医者さんに行きます。

半年に一度、定期検診を受けて歯石を除去していたかになると、ちょっと怪しいですが、がんばっていた方だと思っています。

 

こうして振り返ると、一昨年の年末に自分の歯について軽くショックを受けたのが予兆だったのかもしれません。

 

30年近く通い続けたK歯科で言われていたのは、私の左上の親知らずが将来災いを起こしかねないということでした。

口腔外科での抜歯を勧められ紹介状を持って行きましたが、とんでもない向きに生えているそうで、親知らず自体が悪い状態でもない限りは放置するのが賢明ということでそのままになりました。

 

K先生にそのことを伝えると「そうか、口腔外科でも難しいか」と苦笑していました。

そのK先生は4年ほど前に亡くなり、次の歯医者さんに移った時も私は左上奥歯に爆弾を抱えていると緊張していました。

 

そして一昨年の暮れ、左上の奥歯が痛み出したのです。

すわっ!緊急事態!というわけで治療を受けたのですが、そこで知ったのは私の左上の奥歯は既に抜歯されていて「ない」ということでした。

 

変な向きに生えている親知らずは歯茎の中でしっかり生き残り、レギュラーである奥歯が1本抜かれていたのです。

結局奥歯と思っていた痛みは奥歯でも親知らずでもなく、奥歯の1本手前の歯の痛みでした。この歯は再植治療という一度抜いてまた元に戻すという治療法のおかげで、抜かずに済みました。

 

ああ、よかったと喜んでいましたが、それにつけても思い出すのは今はなき奥歯のことです。

K先生には、8020どころか、80歳まで1本残らず自分の歯があることも夢ではないとずっと言われていました。

その夢は私の知らないうちに壊れていました。

 

知らなかった・・・。

いえ、知らないはずはなく、私が忘れているだけでしょう。

でも、当時の私はこんな深刻な事態をどう受け止めていたのでしょうか。

 

レギュラーの歯が1本なくなっていたこともそうですが、それ以上に自分がその事態に無自覚でいたことが結構ショックでした。 

紹介状を持って口腔外科に行ったのはかなり昔で、その時に抜歯されたとは思えません。

まあ、その後だったとしても百貨店に勤めていた時代には違いないので、ストレスが多くて、そこまで気が回っていなかったのかもしれません。

 

こんな事態になっていても、歯には自信満々で過ごしていたのですから、相変わらずのおめでたい性格にため息が出てしまいました。

トホホ。

後編に続きます。